
上谷社長
スウェーデンを本拠とするEDCベンダーであるファーマ・コンサルティング・グループ(PCG)ジャパンは、同社独自のEDCシステム「ヴィードック」を製薬企業の製造販売後調査(PMS)に提供し、新たな市場に本格進出する。アカデミア主導の臨床研究を中心に提供してきたが、治験のみならず、PMSでもEDCを利用する製薬企業が増えたことを背景に、低価格で使いやすい製品特性を訴求していく考えだ。外資系CROで豊富な経験を持ち、社長に就任した上谷和司氏は、本紙のインタビューに応じ、「まずは製薬企業にヴィードックを認知してもらうことが大事」と強調。今後プロモーション活動を積極化する方針を示し、「この3年間は、直近の決算期同様、前年比20~30%成長を維持したい」との目標を語った。
PCGは、2009年にEDCに特化した日本法人を設立。アカデミアが実施する臨床研究では300本の試験で提供実績がある。グローバルでのEDC市場では、米メディデータの「レイブ」や米オラクルの「インフォーム」に続き、第2グループに位置している。これらのEDCシステムに比べると、ハイスペック機能を抑えつつ、価格を低く設定しているのが特徴だ。
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