
中外製薬の奥田修社長は、就任に当たって本紙のインタビューに応じ、「これまでは大学との提携が多かったが、提携先を制限することなく広い視野を持って連携を広げていきたい」と述べ、異業種を含め柔軟なオープンイノベーション戦略を推進する考えを示した。その上で、「予防医療や診断、ITなど様々な領域の企業・団体と連携し、2030年を目標にヘルスケアのトップイノベーターになりたい」と抱負を語った。
奥田氏は、自己免疫疾患治療薬「アクテムラ」の開発責任者を務め、3月に新社長に就任した。「われわれの創薬力については、社外からもある程度認められ、力を付けているように思える。今後も画期的な新薬が中核事業となる」と述べ、引き続き新薬開発に注力する考えを示した。
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