
現地では約1700人が参加した
第53回日本薬剤師会学術大会が10、11の両日、札幌市内で開かれた。22年ぶりとなる北海道での学術大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で、現地開催とウェブ開催(ライブ配信)を併用した初のハイブリッド形式での開催となったが、2日間の全プログラムを終えた。現地開催約1700人を含む約6000人が参加し、「その先へ。―あなたに寄り添う心とともに(イランカラプテ)」をメインテーマに、三つの特別講演、13の分科会などが行われた。各会場では体温検知カメラや消毒薬が設置され、参加者の健康や安全に配慮した感染防止策が講じられた。
開会式であいさつした山本信夫日薬会長は、「新型コロナウイルス感染症の影響で開催が危ぶまれたが、ハイブリッドという新たな形態で開催することにした。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止、医療提供体制や医薬品供給体制の維持に努める薬剤師をはじめ、医療関係者や関係団体の尽力に敬意を表したい」と謝意を示した。感染者数が増加し、新型コロナウイルスと共存するウィズコロナ時代に入り、「薬剤師の役割はますます重要さを増すことになる」と指摘した。
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