
研究開発型バイオベンチャーのラクオリア創薬が揺れている。相次ぐ業績下方修正を背景に、筆頭株主の柿沼佑一氏から経営陣刷新を含めた株主提案が提出され、会社側と争う形となっている。25日の株主総会で決着する緊迫した状況の中、新社長候補の渡邉修造取締役副社長執行役員(創薬研究担当)は、「われわれとしては継続的に新薬の種を出し続けられなければ成功はない」と強調。「今年は既に黒字が確実であり、ここからようやく死の谷を超え、安定した経営基盤を作っていける。何とかこの局面を乗り切っていきたい」と理解を求めている。
ラクオリアは、低分子のイオンチャネル創薬を強みとする研究開発型のバイオベンチャー。今回の株主提案では、3期連続の業績下方修正を受け、経営陣の刷新などを求めている。
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