
受託製造企業として1日にスタートした日本製薬は3日、新社長に前武田薬品の永原直樹氏が1日付で就任したと発表した。新事業体制となるのを機に社長を交代した。前任の谷垣任優氏は退任した。
日本製薬は、大阪工場を除く血漿分画製剤の研究・開発・製造事業が1日から親会社の武田薬品に移したことで、受託製造企業となった。
新社長の永原氏は、製造や製剤技術の戦略やその管理を行うビジネスエクセレンスの分野でマネジメント経験が豊富。親会社との連携を推進し、子会社として戦略的に展開するため、経験を買われ社長に選任された。
永原氏は、1989年に岡山大学薬学部大学院修士課程を修了し、同年に武田薬品に入社し、製造や製造技術に関する要職を務めてきた。2007年には同博士課程も修了している。