
皮膚科領域に強いインド系の後発品企業サンファーマは3日、常務取締役開発本部長の山邊晴子氏が1日付で新社長に就任したと発表した。事業の第3ステージに入るに当たり社長交代となった。2017年10月から社長を務めてきた中道淳一氏は代表権のない会長に異動した。
同社日本法人は2012年に設立され、中道社長に代わるまでの17年を事業の第1ステージ、それ以降のポーラファルマとの合併(20年1月)を成し遂げた22年までを第2ステージとし、新事業体制で本格展開を行う第3ステージを山邊氏が牽引する。
山邊氏は、1989年九州大学薬学部を卒業後、三菱化成(現田辺三菱製薬)に入社。医薬品研究所で研究員として従事し、2003年に東京工業大学発バイオベンチャーアフェニックス研究員、07年にサンド開発本部長を経て、16年にサンファーマに入社し開発本部長を務めてきた。
サンファーマは、世界第4位の後発品企業で、インドのトップ製薬企業。