文部科学省、厚生労働省、経済産業省は、人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針の一部改正案についてパブリックコメントを開始した。他の情報と照合することで個人の特定が可能な「仮名加工情報」を研究に利用する場合、研究対象者から同意取得するプロセス「インフォームドコンセント」(IC)についての規定を見直す。意見募集は28日までで、来年3月の公布予定となっている。
仮名加工情報に関するICを受ける手続きも見直す。現在は、作成済みの仮名加工情報のみに限って研究利用時にICが不要となっており、新たに仮名加工情報を作成する場合はICが必須となり、年数の経過した過去の患者からICを取得することは困難であるとの指摘が出ていた。
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