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対物から対人へ、さらなる舵切りを

2022年12月19日 (月)

◆今年も余すところ2週間となった。今年を振り返ってみると、10月の20日ほどの入院以外はあまり記憶に残るものはない。あるテレビ番組で、「小さいころの1年間は長く感じるが、大人になっての1年間は瞬く間に過ぎるのはなぜか」との問いがあった
◆答えは簡単に言えば「感動が少なくなったから」だそうだ。小さい頃は、見るもの、聞くもの、食べるものそれぞれが新鮮で満ち溢れていたが、高校生以降になると、自分の好きなもの以外にはそれほど興味を示さなくなったのを思い出す
◆そんなことを考えながら先日、ある講演会に参加した。そこで感じたのは、薬局薬剤師はもっとプロ意識を持って仕事に取り組んでほしいこと、在宅など対人業務だけでは今の調剤報酬体系でも薬局経営が成り立っていかないことだ
◆ここ何回かの診療報酬改定で、調剤は“対物から対人へ”と舵が切られたが、それがまだ不十分だということだろう。来年になれば次期改定議論が始まる。この1年間、何をしてきたのかが問われることになるだろう。



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