
2017年に施行されたセルフメディケーション税制には薬剤費を減少させる効果があることが、関西大学経済学部准教授の西川浩平氏らの研究で分かった。アレルギー性鼻炎薬を対象に、レセプトデータに基づくシミュレーションの結果、患者の受診頻度や医師の処方件数は抑えられた。西川氏は、「領域によっては薬剤費抑制効果が大きいと期待される」と話した。
西川氏らは、JMDCの持つ健康保険組合加入者300万~350万人規模のレセプトデータを分析し、セルフM税制施行前の15年3月、16年3月、施行後の17年3月のデータを解析した結果、セルフM税制の施行によってアレルギー性鼻炎患者の受診頻度や医師の処方件数は減少したことが分かった。
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