武田薬品は24日、VEGF(血管内皮増殖因子)受容体の1.2.3を阻害し、腫瘍の血管新生を妨げる経口抗癌剤として開発中のフルキンチニブについて、中国のハッチメッドから中国・香港・マカオを除く全世界での開発、商業化独占権を取得したと発表した。治療選択肢が限られる治療抵抗性・転移性大腸癌(mCRC)治療薬として、2023年内に日米欧で承認申請となる予定だ。武田は、重点領域である癌領域の製品拡充につなげる。
同剤は、標的への選択性の高さを謳っている。忍容性は概ね良好で、他の抗癌剤との併用療法が検討されている。中国では18年に治療抵抗性mCRC治療薬として承認されている。
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