神経・精神疾患を重点領域とする創薬ベンチャーのアキュリスファーマは、睡眠関連疾患の新薬開発と並行して同疾患に関わる課題に対するソリューションを医療IT企業と協業して提供する「睡眠エコシステム」の構築を進めている。近年、新薬開発のみならず、ソリューション提供を試みる製薬企業が増えているが、同社は創設当初から両者に取り組むと表明しており、新たな事業モデルの確立を目指す。
24日には、ヒスタミンH3受容体拮抗薬/逆作動薬ピトリサントについて、「持続陽圧呼吸(CPAP)療法による治療を行っているが閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)に伴う日中の過度の眠気が残存する患者」を対象に、国内第III相試験を開始したと発表した。また、OSASやナルコレプシーを対象に、ウェアラブルデバイスの実用化を検証する探索的研究を開始したことも発表した。
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