京都薬科大学は、専門・認定薬剤師資格の取得を支援する社会人向けの教育に力を入れている。薬局や病院に勤める薬剤師を対象に、症例報告書作成、研究計画や実践等のコースを設けて1年間の教育を行うもので、2月に学内で開かれた今年度最後の演習には全履修生10人が参加。1年を振り返り「論文を調べる習慣がついた」「調べた内容を医師に伝えることで、より良い医療を提供できるようになった」などと語った。
専門・認定薬剤師の資格取得には、症例報告書の提出や研究の実施、論文執筆などの要件が求められる。指導者が不足する中小病院や薬局に勤める薬剤師でも資格取得を目指せるように京都薬大は、その教育を行う「レーマンプログラム」を2020年度に開設。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて昨年度は全面オンラインでの実施となったが、対面での教育を再開した。
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