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【日本薬学会第143年会】シンポジウムの概要 アカデミック・ディテーリングが薬剤師の専門性を確立する-医薬品の基礎薬学的違いを活用した処方支援

2023年03月23日 (木)

オーガナイザー
 小茂田昌代(千葉西総合病院薬)
 宮崎美子(戸田中央総合病院薬)

 アカデミック・ディテ-リング(AD)とは、コマーシャルベースではない公正中立な基礎薬学と臨床のエビデンスをもとに医薬品比較情報を能動的に医師に提供することで、処方支援を行う活動のことである。非ステロイド系鎮痛薬(NSAIDs)は古くから多くの薬剤が使用されているが、有効性比較による臨床のエビデンスは限られており、医師の使い慣れた薬剤が処方されている現状にある。

 そこで、NSAIDsを基礎薬学的視点から各薬剤の徹底比較を試みた。そして、患者の心血管・腎機能・胃腸障害のリスク評価と、処方を支援するDecision-Treeを含むAD資材を紹介する。

 本シンポジウムでは、薬学部におけるAD教育、化学構造式、薬理学、薬物動態学の専門家にNSAIDsの比較と臨床上のエビデンス、さらに最適処方に向けたClinical Decision-Makingとは何かについて、講演いただく予定である。薬剤師によるADの実践により、医師と薬剤師協働で薬物療法の個別最適化を目指す。

 (小茂田昌代



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