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【日本薬学会第143年会】シンポジウムの概要 躍進する若手による物理系薬学研究のフロンティア

2023年03月23日 (木)

オーガナイザー
 小川美香子(北大院薬)
 加藤博章(京大院薬)

 物理系薬学は、薬学研究の基盤となる基礎科学であると同時に、近年、化学や臨床薬学など他の分野との融合も進み、新しい学問的展開を見せている。

 本シンポジウムでは、物理系薬学部会奨励賞受賞者2人(近畿大薬・大竹裕子氏「ナノ化技術を基盤とした経皮吸収型製剤の開発と薬物送達機構の解明」、国立衛研・原矢樹氏「原子間力顕微鏡法を用いたナノ脂質膜小胞の力学的特性計測法の開発とその応用」)と、物理系薬学分野における最先端の研究を行っている若手研究者2人(和歌山県医大薬・入江克雅氏「結晶構造と分子動力学計算によるイオンチャネルにおける二価カチオンの阻害機構の解析」、東工大生命理工・神谷真子氏「光スイッチングラマンプローブの開発による高精度イメージング」)を演者として討論を行う。

 新しい視点で物理系薬学研究を進める若手研究者との議論を通し、物理系薬学のさらなる発展に資することを目的とする。

 (小川美香子



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