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【日本薬学会第143年会】シンポジウムの概要 第18回若手が拓く新しい薬剤学-局所投与/刺激によるターゲティング型製剤/治療開発のブレイクスルー

2023年03月23日 (木)

オーガナイザー
 奥田知将(名城大薬)
 門田和紀(大阪医薬大薬)

 近年の医薬品開発において、従来の低分子化合物から蛋白質・核酸・細胞などの生体材料までモダリティが多様化する中で、これらの実用化に向けてドラッグデリバリーシステム(DDS)、とりわけターゲティング機能の付与の重要性が増している。抗体などのターゲティング素子あるいはリポソームなどのナノ粒子を駆使した生理的ターゲティングに関する学術研究が特に脚光を浴びてきた中、物理的ターゲティングの範疇にある「局所投与/刺激」は、標的部位での薬物の移行量増大・選択的作用をより確実に達成しうる実用的な方法論と考えられる。一方、局所投与/刺激により期待に沿う治療成績を得るには、製剤・送達デバイス・刺激装置などの包括的な技術革新が必要不可欠である。

 本シンポジウムでは、局所投与(肺内・鼻腔内・皮内)および局所刺激(光・超音波)に基づくターゲティング型製剤/治療について講演者より最新の知見をご紹介いただき、DDS製剤のさらなる発展・普及につなげたい。

 (奥田知将



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