武田薬品は23日、供給能力としてはアジア最大となる血漿分画製剤製造施設を大阪・十三の工場敷地内に建設すると発表した。供給能力を現在の成田工場の約5倍となる年間200万リットル以上に増強し、拡大し続けている血漿分画製剤の需要に応え、国内とアジアなどの海外に安定供給できるようにする。そのため約1000億円を投資し、2028年の竣工、30年の商用生産開始を目指す。原料血漿の確保に向け、日本赤十字社など関係者と連携するとしている。
新工場は、最先端の自動化、デジタル技術を実装し、血漿の分離、分画、精製、充填、包装、保管の一連の製造工程を備える。従業員は約400人体制を想定する。成田工場が約200人であることから、約200人が純増となる見込み。
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