シオノギファーマは5日、アンプル注射剤容器に貼り付けるラベルの台紙を製造工程で回収し、再利用する取り組みを開始したと発表した。使用済み資材を再び同じ資材の原材料に用いる資源循環型水平リサイクルと呼ばれるスキームで、医薬品の商用生産規模で実用化したのは初めて。
3月に合成副腎皮質ホルモン剤「リンデロン懸濁注」の製造工程に導入した。ラベルの糊面を保護する裏紙の台紙を紙製から再生PET製フィルムに変更。使用後に回収し、原材料に戻して再度ラベルの製造に利用する。資源の有効活用のため、ペットボトル再生原料も一部採用した。
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