田辺三菱製薬は、デジタルヘルスケア領域の協業先開拓に力を入れている。具体的な分野は、▽ALS患者のQOL向上▽分散型臨床試験(DCT)のデジタル化推進▽任意接種ワクチンの接種促進――の3テーマ。3月29日に都内で国内外のベンチャー企業4社の技術を検証する成果発表会を開き、検証結果を報告した。今後、各社と長期協業、ライセンス契約、出資契約締結などの可能性を検討する。
ALS領域で検証した技術の一つがスペインのメディクターの人工知能(AI)診断支援ツール。スマートフォンアプリで14件の質問を提示し、その回答を分析することで、可能性のある疾患等を提示する。今回のプログラムではALSの早期診断に活用し、一定の成果を確認した。
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