◆先日、中小薬局の経営者3人を取材した。離れた地域間で相互に薬剤師を派遣する取り組みを始めたという。一つの会社に籍を置いたまま、複数の企業、地域、医療環境を経験できることを働く魅力の一つとして訴えて薬剤師を獲得するのが狙いだ。成長意欲の高い薬学生からの評価は高いと聞いた
◆取材した経営者の1人は「一生懸命患者に向き合えると訴えても、そもそも薬学生まで届かない」と中小薬局の課題を語る。就職先候補として認知されることから始めなければならないという。取り組みが口コミなどで広がれば人材獲得につながる
◆認知拡大のほか、ミスマッチ解消にもつながると期待している。もう1人の経営者は「こうした取り組みを好んでくれる薬学生に応募してほしい。入社後もしっかり働いてもらえる印象がある」と話す
◆地方の中小薬局は大手企業などとの人材獲得競争に苦戦している。待遇や規模以外にそこで働く魅力やキャリアを具体的に示すことで、薬学生にも明るい未来を感じてもらえるのではないか。
人材獲得のための中小薬局の取り組み
2023年04月21日 (金)
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