◆文部科学省は今月、6年制薬学部の新設や定員増を抑制する告示を改正した。これまでは自由に薬学部の開設や定員増を申請できたが、今後は規制で歯止めがかかる。認可申請期限の10月までに駆け込みで定員増を申請する大学も予想される
◆学生獲得をめぐる競争は激化し、特に千葉県は激戦区となりそうだ。順天堂大が来年4月に浦安キャンパスに6年制薬学部薬学科を開設する予定だ。これまでの新設大学薬学部に比べて知名度は高く、東京ディズニーランドの近隣に位置する立地の良さも含め、学生には魅力的に映るかもしれない
◆国際医療福祉大は3番目の薬学部となる成田薬学部薬学科の開設を目指す。東邦大薬学部は入学定員20人増の申請を行った。千葉大、日本大、城西国際大、千葉科学大など乱戦模様だ
◆薬学部開設・入学定員増の申請が千葉県に集中している動きを見ると、それだけ需要側のニーズが高いのだろう。一方で薬学部がない県が14県ある。全都道府県に医学部が存在する中、薬学部の地域偏在が止まらない。
6年制薬学部の新設や定員増を抑制する告示の改正
2023年04月24日 (月)
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