今年度創業100周年を迎える杏林製薬は、次の110周年に向けた2032年度までの長期ビジョンを策定した。25年度までの第1ステージは次期成長への投資期と位置づけ、既存新薬の成長に加え、新規モダリティを含む早期・後期開発品導入の加速による6件以上の獲得、サスメドとの共同開発により今年度の特定臨床研究の開始を予定する耳鳴りの治療用アプリ「KRP-DT123」の開発に取り組む。この間の売上高の年平均成長率(CAGR)2.0%以上、研究開発費控除前営業利益率16.0%以上を目指す。
新長期ビジョンは、事業環境の変化や創業100年に合わせ、当初23年度までだった前ビジョンを1年前倒しして策定し、11日に発表した。前ビジョンでは目標CAGR5%以上だったが結果は1.0%、研究開発費控除前営業利益率は20%以上を掲げたが、14.2%に終わった。
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