◆進行癌患者が自宅または緩和ケア病棟における治療・ケアが開始された時点での体調や症状、亡くなるまでの症状、受けた治療・ケアを考慮し、最期の時間を過ごす場所が生存期間に与える影響を検証した結果、自宅の方が生存期間が長かった
◆筑波大学の研究グループが調べたもの。客観的な予後予測指標を用いて検証すると、予後が月と週単位の群では、自宅の方が緩和ケア病棟に比べ生存期間は有意に長かったのに対し、予後が日の単位になると、過ごした場所によって生存期間に有意な差はなかった
◆この研究を目にして、ふと思ったのは「人生会議」のことである。人生会議は「アドバンス・ケア・プラニング」の愛称だ。命に関わるケガや病気の可能性は誰にでもあるが、その時どういう医療やケアを受けたいか予め家族などと相談して決めておくことである
◆人の考えが変わることは往々にしてある。何回も人生会議を行い、その時点での自分の最期の医療・ケアの思いを家族で共有しておく。気楽に人生会議を行うことが肝要だ。
「人生会議」は気楽に何回も
2023年05月22日 (月)
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