ゼリア新薬は16日の決算説明会で、2023~25年度までの3カ年中期経営計画を発表した。伊部充弘社長は、海外売上高が約1.7倍に拡大した前中計を受け、新中計では「欧州事業に加えて、アジア地域での事業展開に注力する」と強調。25年度の数値目標として、連結売上高900億円、海外売上高比率50%以上を打ち出した。
新中計では、主力の潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」とクロストリジウム・ディフィシル感染症治療剤「ディフィクリア」について、欧州での継続的な市場育成を図ると共に、海外売上高の9割以上を欧州が占める中でアジア地域事業の拡大に注力していく。具体的には、ベトナム「F・T・ファーマ」の新工場建設を機に、ゼリア製品の輸出拡大も含め、東南アジア地域でのゼリアグループのプレゼンス向上につなげるとした。
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