◆かかりつけ薬局・薬剤師と患者の関係を分かりやすく説明すると、どんな関係になるのだろうか。ある薬局開設者は、「薬局以外の場所で患者と会えば○○さんと声をかけられる関係」と話した。処方箋を持たずに来局し、世間話から自然な流れで健康相談へと移行することも珍しくない
◆ドラッグストアなどが新たに地域参入する中、町の薬局が生き残るためには地域の仕事を多く引き受けることか。町内会や商店会、消防団、法人会などからPTAまで引き受けることで地域住民から相談を受ける薬局もあるという
◆薬以外の相談を受け、住民との関係性を強固にし、顧客を獲得する戦略だ。利便性や経済合理性ではなく、ぬくもりによる差別化が必要になる
◆処方箋調剤で来局した患者が医療機関の顧客とすれば、健康相談で来局した患者は薬局の顧客と言える。化粧品を買っていた住民が処方箋を持参するようになり、処方箋を持参した住民が化粧品を買うようになったと聞く。地域に根付いた薬局であればAI時代でも生き残り続ける。
ぬくもりによる差別化
2023年05月31日 (水)
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