◆大手調剤チェーンの日本調剤が税込み550円という価格均一のOTC医薬品をプライベートブランドで販売すると発表した。解熱鎮痛薬や胃腸薬など14品目をオンラインや同社薬局店舗で購入できるという
◆そもそもの問題意識は「OTC薬が処方薬と比べてそれほど安価ではない」というもの。まさに、セルフメディケーションの推進が叫ばれていながら、OTC薬の活用が進まない一つの大きな原因と言ってもいい。そこにフォーカスした安価なOTC薬の販売は注目に値する
◆これまでも様々なセルフメディケーション推進策が講じられてきたが、スイッチOTCはなかなか進まず、優遇税制でも大きな効果は見られていない。何と言ってもOTC薬を買うより医療機関を受診して処方薬をもらうメリットの方が上回るとの課題があった
◆今週にはセルフメディケーションの推進に向けた議員連盟が設立された。啓発も大事だが、国民に訴求するためには価格の問題も避けて通れないだろう。価格も含めた真摯な議論が必要ではないか。
日本調剤が550円均一のOTC薬販売
2023年06月02日 (金)
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