◆5月31日に参議院本会議で国立健康危機管理研究機構法案と、同法施行に伴う関係法律の整備に関する法案が可決・成立した。米国CDC(疾病予防管理センター)になぞらえて日本版CDCとも呼ばれている
◆同機構は、国立感染症研究所(NIID)と国立国際医療研究センター(NCGM)を統合して、感染症等に関して調査研究、医療提供、国際協力、人材養成等を行うと共に、脅威となる感染症の発生・蔓延時に、疫学調査から臨床研究までを総合的に実施して科学的知見を提供できる体制強化を図ることを目的としている
◆関係法整備法では、感染症法、インフル特別措置法、地域保健法で所要事項が改正される。4月21日には司令塔機能を果たす「内閣感染症危機管理統括庁」を設置する関連法案が成立している
◆個々では高度な機能と重要な役割を担っている日本の組織だが、その連携・統合によるシナジー発揮では弱い一面も指摘されてきた。同機構の稼働により国民の不安が払拭されるよう目指す機能を果たしてもらいたい。
「日本版CDC」法が成立
2023年06月05日 (月)
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