東京医科歯科大学病院は、2017年度から歯科外来において薬剤師主導で経口抗菌薬の適正使用プログラムを導入し、経口第3世代セフェム系抗菌薬の処方割合を全体の約5割から1%台まで減らすことに成功した。薬剤師による歯科医師へのフィードバックを継続的に行った結果であり、薬剤師の介入が抗菌薬選択の改善に寄与したことが示された形となった。
研究結果は、同大学・統合臨床感染症学分野の田頭保彰氏らの研究グループが明らかにしたもの。歯科外来診療では、感染症治療や抜歯後の感染予防等を目的として抗菌薬が処方されており、抗菌薬適正使用ガイドラインではペニシリン系が第一選択薬として推奨されている。
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