
日本病院薬剤師会東北ブロック学術大会が10、11日の両日に福島県郡山市内で開催され、シンポジウムで病院薬剤師によるタスクシフティングの取り組みが報告された。東北大学病院薬剤部では薬局薬剤師と協働し、乳癌治療薬の「ベージニオ」(一般名:アベマシクリブ)、「イブランス」(パルボシクリブ)が投与された患者を対象に、支持療法の説明や副作用管理を行う薬剤師外来を実施している。病院薬剤部と宮城県内のフォローアップ対応薬局が患者の副作用状況を確認することで、下痢による減量の件数を臨床試験成績から減らす成果を挙げるなど、薬薬連携によるフォローアップ体制を確立している。
同院薬剤部は、2021年3月から乳腺外科外来でCDK4/6阻害薬投与患者を対象に薬剤師外来を開始している。昨年8月からは薬局と連携した患者フォローアップを始めた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。