アステラス製薬は15日、治療薬の新たなモダリティとして同社が注力する「蛋白質分解誘導剤」の研究に強みを持つ米バイオ医薬品企業カルジェンと共同研究を行うと発表した。同剤の研究を強化し、乳癌やその他固形癌を対象にする複数の新規薬剤の創出を目指す。
同剤は、標的蛋白質に分解を促す標識であるユビキチンを付加し、その蛋白質の分解を手助けするプロテアソームが分解する仕組みのユビキチン・プロテアソーム系を利用した薬剤。これまでの阻害剤では十分に効果が出なかった疾患において効果が期待される。
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