厚生労働省は6月29日の社会保障審議会医療保険部会で、2024年度から6年間の第4期医療費適正化計画の基本方針を公表し、後発品の新たな数値目標として今年度中に「金額ベース」などの観点を踏まえた見直しを行うことを明記した。バイオシミラーの新目標値については「数量シェアで80%以上置き換わった成分数が全体の60%以上」と記載した。国民に向けてはOTC医薬品の適切な使用を呼びかけていく。今月中旬をメドに改正案を告示予定。
後発品については数量シェアでほぼ80%を達成し、「23年度末までに全都道府県で数量シェア80%以上」の使用目標を掲げていた。後発品の金額シェアで見ると19年度に36%、20年度に37%、21年度に41%と上昇傾向にあるが、改善の余地があるのが現状。
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