国立障害者リハビリテーションセンターなど国内13施設の共同研究グループは、ラットを用いた実験とヒト成人を対象とした臨床試験から、適度な運動による頭部に伝わる適度な物理的衝撃が血圧を上げるアンジオテンシン受容体の発現量を低下させ、血圧低下が生じ、高血圧改善をもたらすことを発見した。今回の研究成果は、適度な運動による健康維持・増進効果において、運動時に頭部に加わる適度な衝撃が重要である可能性を示すものとなった。
高血圧ラットにヒトの軽いジョギング程度に相当する運動(分速20mの走行)を続けさせると、高血圧の改善効果、交感神経活性抑制効果があることが報告されており、研究グループもそのことを明らかにしていた。
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