医薬品原料である生薬エキス等を製造販売する小城製薬(本社大阪市)は7月31日、同社亀岡工場(京都府亀岡市)で製造する複数の原薬に関して、適切な製造管理、品質管理が実施されていなかったことなどを理由に、同14日から食品原料を含む全ての製品出荷を自粛対応していることを、取引先の関係企業等に文書で通知した。
同社は本紙の取材に、文書の内容を認めつつ、出荷再開時期などの見通しについて「回答できない」とした。同工場で製造する生薬エキス等の出荷先は十数社に及ぶという。所管する京都府薬務課は、既に出荷済みの原薬の扱いについて「1品目ずつ確認し、必要に応じて受け入れの製造販売業者を所管する都道府県にも確認し、取り扱いを決定してもらう」としている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。