第56回日本薬剤師会学術大会
ネグジット総研は今春、30年以上の経験と実績を誇るレセコンメーカーとしての矜持と技術を注ぎ込んだ新商品「調剤くんV8」をリリースした。
これまでの使いやすさにこだわったコンセプトはそのままに、薬歴・在宅機能部分をクラウド化したハイブリッド形式を採用し、薬局の外に活動の場が広がっている薬剤師業務に即した機能を搭載したシステムに生まれ変わった。
調剤くんブランド第8世代となる「調剤くんV8」のレセコン部分では、これまでのシリーズコンセプトである「マニュアルいらず」をテーマとした見やすい画面構成で、誰もが直感的で容易な操作を実現。ボタンの配置や大きさ、入力者ごとに選べる文字サイズ、ファンクションキー対応操作画面など多様なニーズに対応。圧倒的な使いやすさを追求している。
また、新機能としてスケジュール管理機能やダッシュボード機能を配置し、当日の入力業務だけでなく、その日以降の予定や状況など業務全体を立体的に把握できるよう進化を果たしている。
窓口業務機能では、本部から遠隔リモートにより入力支援する機能を実装。枚数の関係で入力事務を配置しづらい店舗やスタッフの急な病欠や増患時の応援・入力技術補助など、多岐にわたる用途に対応可能だ。これも長年の経験からユーザーのニーズに応えた機能の一つ。
環境対策にも配慮しており、特にペーパーレス化にはこだわりを持つ。電子薬歴のみならず電子調剤録も搭載している(オプション、ガイドライン準拠)。問診票などの局内保管帳票も合わせてスキャンして画像化し、患者データと一緒に保存しておくことでいつでも閲覧することができるので、紛失などのリスクもなく保管場所の確保も不要となる。さらに、プリンタのトナー・インク・電気代・本体の摩耗消耗から印刷コストの大幅な削減を実現しており、環境に優しい薬局づくりに貢献できる。
電子薬歴は調剤くんシリーズ初のクラウド化を実現した。薬局内の決まった端末での操作以外にノートパソコンやタブレット(iPad等)での入力操作が可能となった。
通信は安心のセキュリティ対策を施したVPN通信を採用。生体認証ログインなど複数の安全装置を施すことで個人情報漏洩対策は万全を期している。これにより在宅業務や電話当番時に瞬時に患者情報を確認することができ、薬剤師業務の機動性充実に寄与するシステムとなった。
これまでの利便性はそのままに、新たな機能を持った「調剤くんV8」をぜひ体験してほしい。