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【第56回日薬学術大会】話題の調剤支援システム 薬局大航海時代―未来への羅針盤‐三菱電機ITソリューションズ「AnyCOMPASS」

2023年09月06日 (水)

第56回日本薬剤師会学術大会

 地域包括ケアシステムの構築が求められている中、保険薬局は“薬を渡す場所”から“地域における健康管理の中核プラットフォーム”への進化が期待されている。学術大会の展示ブースでは「薬局大航海時代~未来への羅針盤~」をテーマに薬局が地域における健康管理の中核プラットフォームとして、この大航海時代を乗り切るための羅針盤となれるような様々な製品・サービスを紹介する。

AnyCOMPASS

 これまで同社が提供してきた各製品を一つのクラウドサービスに統合する新ブランド「次世代コミュニケーションサービス AnyCOMPASS」。その第1弾として、6月にサービスを開始したクラウド版電子薬歴は、薬歴システムを単なる薬歴管理だけではなく、“地域医療のコミュニケーションツール”として、保険薬局を支えるべきシステムと考えられており、『しっかり・スピーディー・繋がる』の3点をコンセプトに開発されている。

 患者の主訴からプロブレムを確実に把握し、プロブレムの対策状況を見える化することで、患者ごとの服薬指導を『しっかり』とサポート。画面はユニバーサルデザインを採用し、必要情報をシンプルに表示することで、患者情報、処方変化、過去の薬歴などを一目で把握できるようにした。

 確認・指導が必要な項目は、赤マークの表示(特許取得済み)で、薬歴記載を『スピーディー』に。また、独自に搭載しているタイムライン機能(特許取得済み)では、患者、医師、薬剤師の『繋がる』コミュニケーションをサポートする。AnyCOMPASSでは、今後在庫管理や経営分析といった本部機能など、薬局薬剤師DXに必要となるサービス拡張を予定している。

 また、厚生労働省が提唱するデータヘルス改革においては、電子処方箋を軸に各種医療情報をクラウド上で連携・活用して薬局薬剤師DXの実現を目指しており、同社も三菱電機グループの電子署名技術を活用した電子処方箋向け署名機能をリリース。リモート署名(カードレス署名)にもスピーディーに対応し、今後はマイナンバーカード対応も早期に予定し、薬局の電子処方箋の基盤整備をサポートしている。

 同社は、過去35年以上にわたって薬局向けシステムの開発や販売を手がけてきた。保険薬局向けシステム「調剤Melphin/DUO」シリーズは、処方箋受付から服薬指導まで保険薬局の業務を幅広くカバー。セミセルフ型自動釣銭機とも接続可能な保険薬局に特化したPOSシステムとの連動や、チェーン薬局の管理業務をサポートする在庫管理/経営支援/薬歴共有といったクラウド型本部システム等、多彩な周辺システムをラインアップし、薬局業務をトータルにサポートしている。

 薬局・薬剤師への期待の高まりと共に薬局の業務領域は拡大の一途をたどっているが、同社は製品やサービスの提供を通して、薬局の変化をサポートしていく考えだ。



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