
エーザイの内藤晴夫CEOは7日、2024年3月期中間決算説明会で、早期アルツハイマー病(AD)薬「レケンビ」について、日本では最適使用推進ガイドライン、薬価収載を経て「今年中の上市を予定している」と明らかにした。9月の承認以降、エーザイ、バイオジェン・ジャパンの認知症領域専門MRなどが専門医療機関のほか、認知症患者を診察する機会の多い医療機関の医師を含め約1万8000人に情報提供活動を行い、中でも治療を円滑に行う医療連携の構築に注力している。診断等に必要な検査体制については地域差はあるとしつつ、初期段階としては対応可能な状況としている。
同剤による治療体制は、既に発売されている米国でも構築途上にある。内藤氏は「ADのマーケットは出来上がったマーケットではない。われわれがパイオニア的努力で、医療関係者の協力を得て正しく作り上げる努力している真っ最中」と述べ、神経科医、病院ネットワーク、地域のかかりつけ医など投与施設・医師、検査を担うPET・MRIスタッフらを対象に、専門MRが窓口になって進めていると説明した。
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