代謝拮抗作用を持つ抗癌剤「テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤」を製造販売する大鵬薬品など4社は、禁忌に該当する重篤な腎障害のある患者に投与しないよう医療関係者に適正使用の周知を行った。同剤中のギメラシルは腎排泄型であり、腎障害患者では骨髄抑制等の副作用が強く表れる恐れがあるため、注意喚起したもの。
適正使用を呼びかけたのは、▽ティーエスワン配合カプセル・顆粒・OD錠(大鵬薬品)▽エスワンタイホウ配合OD錠(岡山大鵬薬品)▽エスエーワン配合カプセル・顆粒・OD錠(沢井製薬)▽エヌケーエスワン配合カプセル・顆粒・OD錠(日本化薬)――の4製品。
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