東和薬品の吉田逸郎社長は13日、2024年3月期中間決算説明会で、生産余力に言及し、「今期は140億錠体制でフルに生産している。前々年の21年度と比べると20億錠ほどプラスで、(工場では)残業や休日出勤、深夜勤務で対応しているが、これも3年続いているため、働き方からしても不可能になっている」と述べ、ギリギリの生産を行っていることを強調した。
吉田氏は、今後の安定供給に向け、山形、大阪、岡山の3工場の生産の効率化など「当社として、できることを進めていきたい」とした。
また、沢井製薬の「テプレノンカプセル」の安定性試験不正を受け、東和の3工場で試験の実務担当者に対し、齟齬やGMP逸脱などがないか聞き取り調査を実施していることを明らかにした。
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