原口氏は来年1月決断か
来年3月に行われる日本薬剤師会の会長候補選挙に安部好弘副会長(東京都)、田尻泰典副会長(福岡県)、岩月進常務理事(愛知県)の3氏が出馬の意向を示した。4期8年ぶりに選挙戦となりそうだ。通常、候補者が名乗りを上げるタイミングは、診療報酬改定の議論が一段落する年末以降が通例だが、5期10年の長期政権となっている山本信夫会長の後継をめぐり続々と名乗りを上げている状況にある。一方、出馬が取り沙汰されている原口亨常務理事(福岡県)は「あらゆる選択肢を排除しない」とし、会長、副会長選への立候補を模索していると見られるが、「田尻さんを押しのけてまで出るつもりはない」とも語り、同じ県の田尻氏に出馬意思がある限り、会長選に出馬しない考えだ。
2年に1度行われる日薬会長選。山本氏と生出泉太郎氏の一騎打ちとなった2016年以来、直近3回は山本氏以外の立候補者はなく、無風選挙が続いていた。
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