
日本新薬の中井亨社長は13日、大阪市で開いた2024年3月期中間決算説明会で、来年5月以降に発表予定の次期中期経営計画について、期間を5年間とした場合、肺動脈性肺高血圧症治療剤「ウプトラビ」の特許切れに伴う売上減への対策がカギになると語った。同剤の特許は米国で26年10月、米国以外の地域では27年4月に切れて売上減が見込まれる。
24年3月期の同剤売上高は、国内で140億円を見込むほか、導出する海外でのロイヤリティ収入が大部分を占める工業所有権等収益は380億円を予想。同期の医薬品事業の売上予想1250億円のうち、相当の割合を占める大黒柱的存在となっている。
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