グローバルCDMOである独アドラゴスファーマのアンドレアス・ラーベCEOは11月29日、来日に合わせて本紙の取材に応じ、日本事業の拡大に向け本格化する姿勢を示した。サノフィから買収した川越工場の固形剤の製造能力について「数年内には数十億錠に引き上げる」方針を明らかにした。11月に日本法人本社を東京・虎ノ門に構えたが、内外の顧客のアクセスを高めて、協業の機会を作りやすくする事業強化の一環であると説明した。
ラーベ氏は、日本での医薬品供給不足問題について「自社では品質不正などの問題は起き得ない」と述べた上で、「現地における医薬品供給に高い責任感を持って臨み、確実に供給できるような体制を築き上げるのが役割」と強調し、製造体制の強化を通じて供給不足問題の改善にも寄与していく姿勢を示した。個人的見解と断った上で、供給不足問題は低すぎる薬価にも問題があると指摘した。
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