福島第一原発の事故による避難を余儀なくされた福島県浪江町の住民を支援するため、県外の支援薬剤師が遠隔からの服薬管理指導やお薬相談などリモート型の支援活動で成果を上げている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在宅訪問による服薬管理指導は電話による個別指導、お薬相談などはリモートによる健康診断時お薬相談会と遠隔で対応し、2022年度のお薬相談件数は21年度の77件から152件と大幅に増加した。
支援薬剤師の1人であるまりも薬局(茨城県牛久市)の近藤恵都子氏は「リモートであれば、全国どこからでも支援が可能。多剤重複投薬はお薬相談が見直しのきっかけになるため、継続的に事業を行うことが必要」と話す。
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