メルクバイオファーマは11日、抗癌剤「アービタックス注射液」(一般名:セツキシマブ遺伝子組み換え)と、不妊治療に用いる「ゴナールエフ皮下注ペン」(一般名:ホリトロピンアルファ遺伝子組み換え)の新規格製剤を発売した。
「アービタックス注射液」は500mg製剤が加わった。薬価は1瓶16万6678円。現行は100mg製剤だが、大容量化で薬剤の点滴バッグ調製の際の抜き取りと注入回数が減り、調製の負担軽減につながることが期待される。同社は医療従事者のニーズに応え開発したという。
「ゴナールエフ皮下注ペン」は150国際単位(IU)製剤が加わった。薬価は1筒6558円。現行の300、450、900IUに追加されることで、必要な量を適切な組み合わせにより処方できることが期待される。