厚生労働省は、2024年度介護報酬改定に関する審議報告案を11日の社会保障審議会介護給付費分科会に示した。薬剤師による居宅療養管理指導について、医療用麻薬持続注射療法を行っている患者に対する薬学的管理・指導を評価する加算を新設。介護老人保健施設において薬剤を評価・調整した場合も「かかりつけ医連携薬剤調整加算I」を算定できる評価区分も新たに設けることとした。
改定に向けた基本的視点として、▽地域包括ケアシステムの深化・推進▽自立支援・重度化防止に向けた対応▽良質なサービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場づくり▽制度の安定性・持続可能性確保――でまとめた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。