ノボノルディスクファーマは12日、国内外のGLP-1受容体作動薬への需要拡大を受け、11月から限定出荷にしていた「オゼンピック皮下注2mg」(一般名:セマグルチド遺伝子組み換え)について、来年1月初旬にも通常出荷を再開する予定であると医療関係者に伝えた。1月15日頃から需要に見合った供給が安定する見通し。
GLP-1受容体作動薬をめぐっては、美容・痩身目的の適応外使用が横行し、需給逼迫の一因とされている。7月に厚生労働省は、▽真に必要とする2型糖尿病の患者への供給が滞ることのないよう適正使用に努めること▽医薬品卸売販売業者は糖尿病治療を行っている医療機関、薬局への優先的供給をお願いしたい――などと事務連絡を発出している。同社も適応外使用をやめてほしいと呼びかけている。