
エーザイと米バイオジェンが共同開発した早期アルツハイマー病(AD)治療薬「レケンビ点滴静注200mg、同500mg」(一般名:レカネマブ遺伝子組み換え)が20日に新発売されることになった。中央社会保険医療協議会は13日の総会で、同剤の薬価収載予定日を20日と決めた。病因の一つであるアミロイドβの凝集体に直接作用し、認知症そのものの進行を遅らせる効果を発揮する初の医薬品が実用化されることになる。体重50kgの患者が1年間使用した場合の薬剤費は298万円。処方可能施設は1000施設程度になると見られる。
画期性加算認められず
レケンビの効能・効果は「アルツハイマー病による軽度認知障害および軽度の認知症の進行抑制」で、エーザイが販売し、バイオジェン・ジャパンと共同販促する。9月25日の承認以降、両社の専門MRが医療機関への情報提供活動を行っている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。