
テルモは14日、専務経営役員の鮫島光氏を新たな社長CEOに昇格する人事を内定したと発表した。鮫島氏は、カテーテルによる血管内治療関連デバイス、人工血管やステントグラフトなどを扱う心臓血管グループを率いてきた。来年4月1日付で実施する。同6月26日予定の定時株主総会、取締役会を経て代表取締役社長CEOに就任予定。
社長交代について同社は「任期満了に伴う経営体制の変更のため」と説明している。現社長の佐藤慎次郎氏は取締役顧問、現代表取締役会長の高木俊明氏は継続する。
鮫島氏は1964年5月生まれ、59歳。慶応義塾大学経済学部を88年3月に卒業し、同年に当時の東亜燃料工業(現ENEOS)に入社、シティバンク、エヌ・エイを経て、2002年にテルモに入社した。
22年4月から専務経営役員メディカルケアソリューションズカンパニープレジデントを務めている。