厚生労働省の2024年度予算案は、一般会計が前年度当初予算比で2.0%増の33兆8191億円で過去最大の規模となった。社会保障関係費は2.1%増の33兆5046億円で、このうち医療は12兆3532億円と前年度比1.0%増、介護には0.9%増の3兆7288億円、福祉等には2.9%増の3兆9484億円を計上した。
医薬局の関連施策以外で見ると、認知症に対する総合的施策推進に134億円を計上。認知症に関する相談や診察を行う専門医療機関である認知症疾患医療センターの運営事業に13億円を充てる。早期アルツハイマー病(AD)治療薬「レケンビ」(一般名:レカネマブ)が同センターの一部で投与可能となることを見据え、相談対応件数の増加が予想されるため、運用にかかる経費を加算として補助する。
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