
原口会長
福岡県薬剤師会は今年度から、高齢化などで県内の薬局を譲りたい開設者と、独立して薬局を経営したい薬剤師などを仲介する「薬局運営・事業承継支援事業」を開始した。昨年11月から登録の受付を始めたところ、既に複数の応募があった。民間のM&A仲介業者が関与しづらい小規模の個人経営薬局が後継者不在で閉局するのを、薬剤師会の仲介で防ぐ。若手の独立を支援するほか、薬局の存続は社会インフラの維持に重要として事業を進める考えだ。
約30年前から急速に伸びた院外処方箋の発行率に伴い、薬局数も増加した。この時代に開局した薬剤師は高齢化し、次世代に経営をバトンタッチする時期を迎えている。
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