◆元旦に発生した能登半島地震の被害のすさまじさは、改めて日本が災害大国であることを実感させられた。能登半島の複雑な地形もあり、医療支援活動が難航していると伝えられ、避難所で薬を切らす人が増えてきていることに危機感が示されていた
◆そんな中、ひときわ注目を浴びたのがモバイルファーマシーの活躍である。薬局の機能を備えた各県薬剤師会の車両が避難所を回りながら必要な人に薬を提供し、活躍する姿が高く評価されているようだ
◆13年前の東日本大震災の時は、被害規模の大きさから医療支援活動は混乱を極め、薬剤師の活動も定まっていなかった。当時、災害対応に精通した薬剤師の支援に同行したが、飛び込みで避難所を回りながらニーズを聞くなど、まさに手探り状態だったことを思い出す
◆今回、統率の取れた薬剤師による支援活動を見ると、その後の熊本地震などを踏まえた経験が生きていると実感する。薬剤師の現地での活躍が国民の後押しを得て、一層の災害対策の充実につながることを期待したい。
モバイルファーマシーが活躍
2024年01月26日 (金)
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