◆インテージが公表した「2023年売れたものランキング」では、「強心剤」が1位となった。コロナ禍では販売苦戦ランキングの上位にも入っていた商品だが、外国人旅行客の増加と共に売上が急回復し、前年比183%でトップとなった
◆かぜやインフルエンザなども広がりを見せた中では市販薬も好調だった。5位の総合感冒薬(143%)、6位の鎮咳去痰剤(139%)、10位の口腔用薬(137%)は23年に前年を大きく上回り、コロナ以前も上回った
◆一方、販売苦戦ランキングでは、1位が体温計(61%)、2位が殺菌消毒剤(72%)、3位がマスク(75%)とコロナ後の状況を反映していると考えられた。マスクは夏場以降は6割台まで低下しており、日常生活でマスクをしている人が減ったことも関係しているように思う
◆コロナ禍のランキングでも明らかだったように、国内の現況や海外も含めた様々な出来事は、売れるものに影響を与える。今年はどのようなものが売れるのか、ランキングの変化に今後も注目していきたい。
2023年医薬品ランキング
2024年01月29日 (月)
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